向井拓海とかWILD WIND GIRLについてのおはなしのくに

向井拓海についての雑感や考察と月刊少年チャンピオン連載中の「WILD WIND GIRL」について感想とか書き捨てる場所

拓海らしさって何さって話

前回のSSRの記事と似たような話になるんですけど、恒常のSSRが拓海らしくないって言われ方にどうしてもそりゃないだろって言いたくなっちゃうんです。

本人の持つ特色って生きていく中で変節するもので、拓海はプロデューサーと出会うまでは特攻隊長だった訳ですけど、そういう意味での拓海らしさを尊重するんだったらそもそもアイドルをやるという選択肢は出てこないと思うんです。本人も最初スカウトされた時は「アイドルだァ?! アタシは天上天下、喧嘩上等、特攻隊長向井拓海だぞ! んなくだらねえこと…ってオイ引っ張んじゃねーよ! 人の話聞けッ!! アイドルとかチャラチャラしたのはやんねーぞ! やんねーからなッ!!」って言ってる訳ですし。その時点で拓海らしい事をさせようと思ったらバブ2でも買ってあげてコールの一つでも吹かせてあげろって話です。

でもそうはならなかった。前回も書きましたけど、姉御肌で自分に大人の魅力もあるという事を教えられ、硬派乙女では猫質を取られ可愛い衣装を着、ビーチパラダイスでは水着の仕事をし、そのどれも自分には似合わないのではという思いの中、それでも一生懸命かつ真剣に拓海をプロデュースしているのを見てプロデューサーがそこまで情熱を傾ける仕事を悪いものとは思わなくなり、他のアイドルの輝きとその裏に隠された頑張りを見てアイドルがチャラチャラした仕事というのは自分の思い込みだったという事に気付き、走思走愛で特攻隊長アイドルとして一つの完成形を見せてくれたのです。その上で更に直後の百獣の女王で「メスのライオンにタテガミはないけど、アタシは立派に着飾れてるだろ。いつだって堂々と、自分より前のヤツを追い抜くぜ。」と言い放ち、そして今年の夏のツッパリベイビーではフワッフワの感触を悪くないといい、全力特攻をかまし、シンデレラドリームではドレスが特攻服と言い放ち、ヒラヒラフリフリにも慣れ、最終的にこの状態を肯定してくれてプロデューサーからの夢と期待を背負いまた自分も夢をプロデューサーに託している、そしてもっとアイドルとしての高みに登りたいと願っている訳です。どちらも本心なのです。チャラチャラしてるだけと思っていたアイドルに対する認識を改めて自分もアイドルになったようにCuなたくみんもまたアイドルとしての拓海らしさの一面である事を受容してくれている訳です。

だいぶ逸れましたがつまり走思走愛のような特攻隊長アイドル向井拓海も、ツッパリベイビーのキュートなきゃぴきゃぴたくみんもどっちも向井拓海らしいんです。それだけ言いたかったんです。終わります。